NHKの誤報が教える深刻さ:これでは民主主義は担保できない

3月か4月には、拙著『ウクライナ戦争をどうみるか:情報リテラシーの視点で』が刊行されます。そのなかで、「読み書き」能力を意味する「リテラシー」の大切さについて論じています。そこで、訴えている論点の一つに、「プライミング効・・・

井上達夫著『ウクライナ戦争に向き合う』のひどさ:私を含めたロシア研究者は猛省しなければならない

ようやく時間ができたので、井上達夫著『ウクライナ戦争に向き合う』を読んだ。拙著『プーチン3.0』のなかで、井上の『世界正義論』を引用したので、彼がウクライナ戦争にどう向き合おうとしているのかを知りたいと思ったからである。・・・

ウクライナ戦争の軍事的分析:戦術や装備をめぐる考察、戦車は「陸の回廊」、ATACMSはクリミア攻撃、戦闘機はドンバスへと向かう (塩原俊彦)

関心がないとはいえ、ウクライナ戦争が丸1年になろうかとする時期なので、戦局をめぐる分析をここに書いておきたい。といっても、私はこの分野の「素人」なので、その洞察力に自信があるわけではない。ただ、日本のマスメディアにおいて・・・

汚職まみれのウクライナ:ゼレンスキー政権の腐敗をなぜ報じない? 本当に情けない日本の報道 (塩原俊彦)

(独立言論フォーラムへの掲載には時間がかかるので、このサイトで公表することにした)   拙著『プーチン3.0』のなかで、私はつぎのように書いたことがある。   「腐敗認知指数(Corruption Perceptions・・・

ソ連時代の「負の遺産」からウクライナ戦争を分析する:プリゴジンの「ワーグナー・グループ」の正体とは?  (塩原俊彦)

(この論考は「独立言論フォーラム」において公表しようとしてものだが、掲載が2月になるというので、ここで公開することにした) 私には、Kindle版の『ロシアの最新国防分析』(2013年版、2016年版)という著作がある。・・・

Issues of seizure and confiscation of Russian assets

On January 6, 2023, The Guardian published an article titled “Leak reveals Roman Abramovich’s billion-do・・・

Addendum on Sanctions: What I Missed in The War in Ukraine as Revenge

In my book, The Ukrainian War as Revenge  Philosophy of War: Each Justice and Revenge, Retaliation, and Sancti・・・

原油上限価格の導入をめぐって

2022年12月2日、G7、EU、オーストラリアは、ロシアの石油価格の上限を1バレルあたり60ドルに設定することに合意した。この制度は、「プライスキャップ」と呼ばれるもので、これまでの経緯は以下のとおりである。 2022・・・

講演 『君たちはどう騙されてきたのか』:リテラシー教育の必要性(ウクライナ戦争報道を題材にして)

12月3日、「『君たちはどう騙されてきたのか』:リテラシー教育の必要性(ウクライナ戦争報道を題材にして)」という講演を法政大学で行う。ビデオでも見られるらしいので、その場に来なくても、講演内容を知ることができるらしい。関・・・

『復讐としてのウクライナ戦争』に連動する注部分の修正について:たとえば、ノルドストリーム爆破関連の不審船2隻について

2022年11月中に『復讐としてのウクライナ戦争 戦争の政治哲学:それぞれの正義と復讐・報復・制裁』が社会評論社から刊行される。これにともなって、すでにこのサイトにアップロードしているように、この本の注部分をしばしば更新・・・

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塩原 俊彦

(21世紀龍馬会代表)

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