「不作為」という病:Dishonest Abeのもたらした悲劇

「不作為」という病:Dishonest Abeのもたらした悲劇

ある方から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に絡んでみるように勧められたサイト(https://www.youtube.com/watch?v=r-3QyWfSsCQ)があります。このなかで、児玉龍彦東大アイソトープ総合センターセンター長がなかなか優れて意見を披露してくれています。ぜひ、一度みてほしいと思います。

このなかで、かれはリーダーの不在、多くの政治家や官僚、公務員の「不作為」について厳しく批判しています。これがなにを意味しているのかというと、なにか行動すれば、その責任をとられる心配があるので、なにもしないという不作為に甘んじることで責任を回避するという「行動」を意味しています。

 

Dishonest Abeがもたらした不作為

安倍晋三首相という、世襲政治家が首相を長年務めてきた日本では、まったく「マヌケ」なリーダーのせいで、さまざまな弊害を引き起こしています。

わたしは論座において、「封建時代を思わせる「キカイ」音痴で「マヌケ」な安倍政権 このままでは日本全体が沈没しかねない」(https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020032200003.html)や「感染経路の追跡アプリが世界で続々 そして日本は・・・ 再論・キカイ音痴のマヌケな安倍政権」(https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020033000009.html)で、安倍の「マヌケ」ぶりを指摘しました。こんな人物のもとでなにが起きているかというと、「なにもしない」という現象です。同時に、ごく一部の取り巻きが甘言を弄しているのです。その結果どうなるかというと、まったく誤ったCOVID-19対策が出されて国民の命が失われています。

リーダーが「マヌケ」であるというのは、その人物が場当たり的で部下の能力を適格に評価しつつその能力をうまく引き出すことができないことを意味しています。自分に諫言するような輩は切り捨て、公文書を改竄したり隠蔽したりする連中を厚遇するような人物がリーダーでいるかぎり、部下は言われたこと以外なにもしないほうがいいと思うようになるのです。

 

 害毒をまき散らす「専門家」

児玉さんは、政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議のメンバーが「マヌケ」であると批判しています。「マヌケ」と表現しているわけではありませんが、要するに感染症対策の専門家がいないことを嘆いています。とくに、座長の脇田隆字国立感染症研究所所長は話になりません。そのことについては、このサイトの「国民の命よりカネを優先する、脇田隆字新型コロナウイルスに関する専門家会議座長(国立感染症研究所所長)と横倉義武日本医師会会長」(https://www.21cryomakai.com/%e9%9b%91%e6%84%9f/893/)で紹介したことがあります。

それだけではありません。尾身茂独立行政法人地域医療機能推進機構理事長も時代遅れの専門家であると、児玉さんは指摘しています。

こんな連中が「専門家」気取りで、誤った政策提言をしてきた結果、日本は多くの人命が失われようとしているのです。

わたしはこのサイトにおいて、「専門家を疑いなさい」(https://www.21cryomakai.com/%e9%9b%91%e6%84%9f/868/)や「Dishonest Abe(安倍晋三)に騙されるな:パンデミック対応でわかる為政者の能力と専門家の無能」(https://www.21cryomakai.com/%e9%9b%91%e6%84%9f/890/)で、専門家がいかに胡散臭い存在であるかを論じてきました。

 

 論座に書いたこと

こんな連中よりも、COVID-19について素人のわたしのほうがまだましな提言をしてきたように思います。

わたしが論座に書いてきたことをまとめてみましょう(https://webronza.asahi.com/authors/2019092600002.html?page=1&)。

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 「自分を映す自分の鏡を磨く努力をしなさい」

人は肩書という社会的属性に惑わされがちです。それは、長年の教育によって刷り込まれたものなので、なかなか脱却するのが難しい。それでも、坂本龍馬のような「単独者」たらんとする気概をもてば、唯我独尊の境地に近づくことは可能です。ただし、そのとき、自らの無能を自覚し、他者に「学ぶ」、「まねる」ことが不可欠になります。

わたしがよく学生に話すのは、「自分を映す自分の鏡を磨く努力をしなさい」ということです。Dishonest Abeのような人物は、自分が「マヌケ」でバカであることを知りません。ゆえに、自分の鏡を磨くべくよく学ぶ、よく勉強するということをしてこなかったと言えるでしょう。ゆえに、他者が適格に評価できません。

脇田や尾身のような「専門家」はおそらく一時期、世界に通用する「専門家」であったことがあるのかもしれません。しかし、「専門家」でありつづけるには、自らの鏡を磨きつづけることが不可欠です。

技術は急速に進化しています。ゆえに、毎日、「学ぶ」、「まねる」ことをつづけなければ、「専門家」たりえないのです。

若いみなさんには、まだまだ長い人生が待っています。「自分磨き」をつづければ、少なくとも豊かな人生をおくることができると思うのです。

 

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塩原 俊彦

(21世紀龍馬会代表)

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